2009年5月25日月曜日

新しい(中古の)デジタルカメラ



昨夏、娘の住むオーストラリアを訪ねた帰途、出国検査の時になくしたカメラの代わりの一台をようやく手に入れました。画素数も少なく(500万画素)、コンパクトでもなく又手ぶれ防止機能や顔認識機能等もついていない、云わば“ないない尽くし”の旧型に属する物ですが、何より従来の銀塩カメラに馴染んだ人間には、その重さや手触り等に生理的違和感が少ないカメラなのです。購入する前にあれこれ調べてみると、心配な情報もあり(中に使われているソニー製のCCDに故障が多い)迷いましたが、万が一故障した場合CCDの無償交換にメーカーが応じている旨の「書き込み」もあって、買う事にしました。
なくした機種の新型をとも思いましたが、もうひとつ納得いかずこれになりました。その一台とはパナソニックのDMC-LC1。まだ上手く使えず撮った写真も満足出来ませんが、長く使い続けるつもりです。

2009年5月23日土曜日

“子どもの本や”展示即売会始まる







22日金曜日から、“子どもの本や”展示即売会が始まりました。わずか3日間の会期という事もあり、人出を心配しましたが無用でした。初日は唐津を始め、福岡各地から20人程の人が一日中ひっきりなしに訪れ、昼食をとるのが難しい程。そして、来た人は必ずと言っていいくらい、井上さんに本ないし読書についての助言を求め、それに対して細かく丁寧に答える井上さんの姿勢が印象的でした。二日目の今日は昨日と違い、親に連れられた子供達が大勢やって来て、井上さんはじめ大人に本を読んでもらってから、購入する本を決める姿が目立ちました。ある時間帯は、親子あわせて20人くらいが2階に集まり、下にいる私は不安でしたが全く問題なし。幼い子連れの若い両親と仲良くなったりして、私にとっても充実した一日になりました。

2009年5月20日水曜日

一夜、皆で薔薇を見に行く




「モンサカタ展」2日目の10日夜半の事。店じまいをして、居合わせた6人で細君の花友達の一人K夫人のお宅に、盛りの薔薇を見に行きました。野バラの類いから、夫人が好きだとおっしゃるオールドイングリッシュローズまで、何種類あるのか聞き漏らしましたが、夜の闇に薔薇が香り、素晴らしい時間でした。

モンサカタの服 展 無事終了




2002年の会から数えて4回目になる「モンサカタの服 展ー坂田敏子の仕事」を、この17日に無事終える事が出来ました。前回2006年秋の人出の凄まじさ(広くもない2階に30人程の人が入りーほぼ全員が女性ですー2階全体が試着室に様変わりして、階段が上れないバーゲンセール状態)に懲りて、幾つか新しい工夫をし人の手も増やして、万全の(と思われる)態勢でのぞみました。坂田敏子さん自身、中央のメディアへの露出度も高く,福岡では半年に一度のペースで個展をやっていらっしゃる事も手伝っての事でしょうか、ここ数年は特に凄い人気の催事になっています。さて今回の服の中で目についたのは、マゼンタやシトロングリーン或は黄やオレンジ、空色等、これまでの「サカタの服」から私達がイメージする色使いを大きく裏切る色を、大胆に使ったものが増えた事。しかし、日本人には絶対似合わないように見えるこれらの色の服も、中に人の体が入ると(もちろん誰でもという訳にはいきませんけれど)、その人を生き生きと(その人らしく)見せる“サカタマジック”は健在です。2002年、最初の催事DMの文章中で、私はモンサカタの服をおおよそ次のように紹介しました。“モンサカタの服は、素材の糸或は布と、色・形の間に齟齬がなく、素材が実に上手く服と云う形に翻訳されている様に見えて素敵です。そして「洋服のデザイン」と云う、もっぱらデザイナーの感覚にのみ支えられていると思われがちな作業が、実は緻密で論理的な思考の裏付けなしには実現出来ない事に気付かされました。”
7年後の今も、この印象は変わりません。しかし、自分の生み出したモノで人とつながる事が出来る喜びの大きさと引き換えに、作り続け、生み出し続ける事を自分一人で背負い続ける事の大変さを、前回3年前の初日の午後、店の外に喧噪を避けて一人で立つ坂田敏子さんの姿に見た事も、皆さんにお知らせしておかなければなりません。