2015年5月26日火曜日

第10回「西川孝次吹きガラス展」のお知らせ

17日の「山本展」終了後、「子どもの本や」販売会そして久し振りの「民映研」上映会と、立て続けの催事で少々くたびれ気味です。
とは言いながらそうも言っておられず、気を取り直して福岡では10回目になる「西川孝次吹きガラス展」のお知らせです。福岡に先立ち、京都 • せんきた工藝店では2回目の催事として、同展を6月6日(土)から2週間の予定で行います。その1週間後の13日(土)から28日(日)迄が福岡(今回は会期が長い為15 • 22日の月曜は休みです)、7月18日(土)から8月15日(土)迄が、八女 • 朝日屋酒店での開催です。三坪と狭い「せんきた工藝店」から広めの「朝日屋酒店」、そして中位の広さの「あまねや工藝店」まで、同じ西川さんの吹きガラスの仕事を「どう並べて見てもらうか」、“もの並べ”担当の私としては悩ましいところです。以下、案内状の写真と文章原稿です。

今回のDM用作品はすべて再生ガラス、大変良い出来です

西川孝次さんが、職人として技術を学んだ沖縄の吹きガラスの仕事”が、戦後、駐留米軍によって沖縄に持ち込まれた大量のコーラ瓶やビール瓶の廃瓶を原材料として始まった、事はよく知られているところです。西川さんの沖縄•知念村にある工房での仕事は、この廃瓶を元にした仕事がおもで、広島•三原の工房に於ける様々な色を使った鮮やかな彩りの仕事と違い、ビール瓶の濃い茶とコーラ瓶の浅い緑の二色の間の様々な諧調の渋目の色味で、見様によっては単調に見えるかもしれないその仕事が私は大好きです。沖縄に工房を作って3年目の
1997年の9月、三原に帰る途中寄ってくれた平尾の店先で、車にどっさり積まれた廃瓶の仕事を見せられた時の驚きと喜びは、今も忘れる事が出来ません。さて、今回DM用に送ってもらった荷物を開けて、この廃瓶の仕事が次々に出て来た時の嬉しかった事。皆さんに是非ご覧いただきたい仕事です。 西川さん在廊予定、13•14日。

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