2015年9月6日日曜日

「第四回 十八番の会」八女展の御案内

岡田満•求龍堂在職時代の仕事の「芹沢銈介作品集」
その他、芹沢作の珍しい蔵書票や手彩色の年賀状や葉書
そして、佐藤春夫「極楽から来た」の挿絵原画の型染作品
壁に掛かる「柚木プリント」ロマネスクシリーズ
そして、natsumichi大木夏子や北澤道子の型染作品の他
あまねや工藝店の定番作品「岩井窯•山本教行作品」や
メキシコの皮張り椅子(大)やスツールなど
9月19日から27日までの日程で、八女•高橋宏家を会場に「第四回 十八番の会 芹沢銈介からnatsumichiまで」八女展を行います。
例年通り、21日から23日の三日間は「福島八幡」の秋祭りで灯籠人形の公演も行われます。今回の参加者は、大木夏子•北澤道子の二人の型染めユニットnatsumichiと、昨年に引き続き用美社の岡田満(ただし、今回は編集者としての同氏の紹介です)の三人です。
会期中、19日の午後二時から、スライドを使い「芹沢銈介の装幀装画」と題した岡田氏の講演会を、さらに20日の午後6時30分からは、会場二階で「民族文化映像研究所」の記録映画「豊松歳時記」上映会も行われます。どうぞ、お出掛け下さい。

“型染めのある暮らし - 芹沢銈介からnatsumichiまで -“と題して、四回目の”十八番の会”を開催する事になりました。型絵染で人間国宝に認定された染色家の芹沢銈介が、戦後、東京の女子美術大学の工藝科で教鞭をとった事は広く知られています。その後、直弟子の柚木沙弥郎や柚木の教え子の大澤美樹子が、同大学において多くの学生を育てています。その意味で、芹沢銈介は工藝に於ける染色の世界の大きな”泉源”の一つとも申せましょう。natsumichiの大木夏子と北澤道子は大澤美樹子の教え子で、芹沢にとっては曾孫弟子にあたります。

一方、用美社の岡田満は”求龍堂”在職時代に「芹沢銈介作品集」の担当編集者になった事が、”民藝の世界”の様々な作り手や著名士と縁を結ぶ切っ掛けになり、それが後に”用美社”を起こしてから「柚木沙弥郎作品集」や「少年民藝館」等、たくさんの美しい作品集に結実します。今年は芹沢銈介生誕120年の記念の年で、9月1日から11月23日まで駒場の日本民藝館を会場に特別展も行われます。

今展でも、natsumichiの各種の型染作品を始めとして、編集者•岡田満の仕事としての芹沢銈介作品集(求龍堂)、更には武田泰淳著「十三妹(しいさんめい)」や佐藤春夫著「極楽から来た」の挿絵原画の型絵染作品や珍しい蔵書票、また手彩色による年賀状や葉書、さらに芹沢の暖簾作品をシルクスクリーンで刷った「芹沢プリント」や「柚木プリント」のロマネスクシリーズ等、諸作を展示販売いたします。会場にはあまねや工藝店の定番作品も同時に並べ、“型染めのある愉しい暮らし”を皆様に見て頂くつもりです。どうぞお出掛け下さい。

● 19日午後2時からスライドを使った岡田満氏のお話「芹沢銈介の装幀装画について」(有料)● 20日と21日は昨年同様”coffee county”の森崇顕さんによる珈琲販売(有料)。22、23日は”珈琲 花坂”の花坂和英さんの珈琲販売予定(有料)● 20日午後6時30分から会場2階で民映研の「豊松歳時記」上映(連絡先 朝日屋酒店 tel 0943-23-0924)
●秋祭りは21日から23日まで。会期中、天神バスセンターから会場直行バスあり。往復 二千円 (予約のみ)三便。
問い合わせ 九州高速バス予約センター(tel 0120-489-939 )

[八女会場]高橋宏 家    八女市本町103 (福島八幡隣)  
  ’15年9月19日(土) ~ 27日(日) 午前10時~午後6時 (会期中無休)

[福岡会場]あまねや工藝店  福岡市中央区平尾1-12-2 
  ’15年10月3日(土) ~12日(月)  午前11時~午後7時 (会期中無休)

0 件のコメント: